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MMAファイターとボクサーの
骨折リスク解明!拳の保護と戦い方の秘訣
「MMAの試合では骨折をする選手が多いですがボクシングも多いですか?」
他2点ほど質問をいただきましたのでこの記事ではMMAとボクシングの骨折の割合、バンテージとグローブの違い、試合中に骨折した場合の対処法、そして経験の重要性について書いてゆこうとます。
バンテージ問題
まず骨折についてですがどちらも骨折はよくあります。
しかし骨折の割合については正確な数字は分かりませんがMMAの方が多いと思います。
まず骨折の割合についてまず考えられるのはバンテージの問題です。
保護をするという観点ではボクシングはバンテージをルールの許す範囲内で様々な方法で巻きます。
それにより拳の保護と攻撃力アップを狙えます。
それに比べてMMAにおいては殴る、蹴るの他に「掴む」という動作が入ってきます。
ボクシング、キックボクシング、ムエタイなどの競技では指関節の可動域を狭めても拳をしっかりと守ることが求められますがMMAでは「掴む」までを考慮してバンテージを巻かなければな薄く巻くまたは巻かない選手もいるようです。
グローブ問題
しかし打撃を中心とする選手の中にはボクシングのグローブよりアンコの薄いオープンフィンガーグローブを使用する際に拳を傷めやすいためしっかりとバンテージを巻く選手もいるようです。
MMAで使用されるオープンフィンガーグローブは相手の身体を掴む動作をおこなうために指先が露出しているデザインとなっています。
握力が重視されるため握りを邪魔するようなバンテージの巻き方はしないことも多いようです。
ボクシングのようにバンテージをしっかりと巻くとオープンフィンガーグローブをはめることが難しくなる可能性があることも考えられます。
試合中に骨折してしまったら
万が一試合中に骨折してしまったらまず考えるのは骨折していない方の拳で戦うことでしょう。
しかしそのような事態に備えての練習はほとんどしていないと思うので非常に難しい判断になりそうです。
何事も練習をしていないことというのは必要な時には全く出てきてくれないものです。
その反面練習してきたことというのは思考を超えて反射で動くようになっているものです。
私も試合中に骨折をするという経験をしていますがまずはその痛みで心が折れそうになります。
そして前に書いたように骨折していない方の拳で戦おうと試みます。
なんとなくはできるもの常にうまくいくものではなくやはり相手にチャンスを与える機会は多くなってしまいます。
練習によって染みついた動き
しかし片手で戦っていて今まで練習してきた動きが出てくると傷めている方の拳が今までの練習通りに反射で出てしまうことがあります。
その瞬間気が狂いそうなくらいの激痛でうずくまりたくなるのですが試合中なのでそうはいきません。
数回そんなことを繰り返しているうちに
「片手だけでさばけるほど相手も甘くないしどうせ反射で打ってしまうのなら激痛に耐える覚悟を決めて普段と同じように戦え!」
と自分を鼓舞しKOできる力はなかったものの判定で勝利することはできました。
実はこの時は拳を骨折していることには気がつかず強度の打撲だと思っていました。
しかしその後も痛みと腫れが酷かったため病院へ行って調べたところ骨折していたことがわかりました。
この時の試合で
「激痛に耐える覚悟を決めて戦え」
と覚悟を決めて戦いぬくということができたのには理由がありました。
経験の大切さ
プロ2戦目で試合中に拳を傷めてものすごい激痛でした。
今まで経験したことのないい痛みと状況で心が折れ全く手を出すことができずレフリーストップでTKO負けになったのです。
その後病院へ行って診察をしてもらった結果骨折はしておらず強度の打撲でした。
レフリーストップされてしまったもののあの地獄のような状況になってしまったリングから逃げられたことにその時はほっとしていたのですが1日1日日が経ってゆくと悔しさと情けなさに襲われました。
「なんで諦めた?」
「なんで投げ出した?」
「右の拳を傷めたなら左で戦えばいいじゃあないか!」
そんな思いにしばらく悩まされました。
そんな経験があったからこそ2度目は諦めず投げ出さず最後まで戦いきることができました。
初めての時の打撲よりも酷い骨折という状況だったのに。
拳を傷めてしまったら
そして痛めてしまった時の戦い方に関してもこのような経験をしたことでレベルアップしました。
まずは前でも書いたように痛めてない方の拳で戦うこと。
かなりのありとあらゆる全般的なテクニックが必要とされますね。
次に激痛に耐える覚悟を決めて痛めているのを無視で戦うこと。
痛めてしまったら絶対に諦めて投げ出さないで戦い抜きましょう。
諦めて投げ出した「後悔」は拳の痛みよりずっと痛いです。
そしてその後さらに練習をして進化した私が身につけたものは
「痛くない拳で打つ」
です。
説明しますと拳は人差し指から小指までの計4つあります。
私が打撲したり骨折したりして痛めていたのは真ん中の中指の拳だったのですがそこを当てないように次は人差し指の拳で打つようにします。
人差し指も痛めたら小指で打ちます。
というようにあてる拳を変えて打つようにします。
かなり繊細な作業ですがこんなことしてます。
私の先輩は薬指まで使ったと聞きました。
薬指はかなり難しいですね・・・
まとめ
今回はMMAとボクシングの選手における骨折の割合、バンテージとグローブの問題、試合中の骨折の対処法、そして覚悟と経験の大切さについて解説しました。
この記事が何かしらのお役に立てれば幸いです。
今後もたくさんの質問お待ちしております。
常時全力 気楽にいこうぜ
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