YouTubeのコメント欄で私のボクサー時代について非常に鋭い質問をいただきましたので今回はそれにしっかりお答えしようと思いこの記事にまとめました。
ありがたいことに私をボクサーとして覚えていてくださる方もいらっしゃるんですね。
さてまず大前提として私はボクサーとしては正直なところフィジカル（体力面）が弱かったんです。
そのため単純に体力でぶつかって勝負するのは難しかったんですね。
なので私の戦い方は知恵で勝負するスタイルにシフトしていきました。
簡単に言えば『力じゃ勝てないから頭を使おう』ということです。
『手数が少なくてスピード感もない』というご指摘がありましたがその通り。
確かに私はスピードを重視していませんでした。
それは意図的にそうしていたんです。
速く動いた方が有利だと思っている人が多いですが実は状況によっては速さが重要ではないのです。
私の場合フィジカルの差を埋めるためにはまず相手に打たせないつまり『当たらないこと』が最優先でした。
当たらないというのはパンチもそうですが『身体が』ということです。
自分から攻撃しても相手のガードを突破できず逆に自分が窮地に立たされることもありました。
ならばガードの隙間を縫ってパンチをヒットさせればいいということになりますがそんなことは容易ではありません。
しかしそれができる方法があります。
カウンターです。
そこで考えました。
『ガードが突破できないのなら相手が攻撃をしてきてガードのなくなったところを打てばいい』と。
相手は私がゆっくり動くことで『これは当てられる』と思い込んで強いパンチを打ってきますがそれこそが私の狙い。
相手は自分の方が早くて有利と感じ始めパンチを打ってきますがそのほとんどは『私が打たせている』パンチなのです。
どこにパンチが来るか分かっていれば避けられるしカウンターを狙うことも可能になります。
ゆっくり動くことで相手のリズムを感じ取り相手の動きをも操作できるようになるんです。
そしてカウンターのチャンスに私がパンチを繰り出す一瞬のスピードは早かったと思います。いわゆる『緩急』というものです。
この『緩急』をつけるという戦い方が私のスタイルでした。
相手がゆっくりのリズムに慣れてきたところで急加速すると反応が追いつかないんです。
以上が私が試合中にやっていた大まかなことです。
もし格闘技をやっている方がいらっしゃいましたらぜひ参考にしてみてください。
他にも質問や疑問があればSNSのDMなどでいつでもどうぞ。
返信できるものには答えさせていただきます。
もちろん今回の質問者さん以外の方も大歓迎です。
常時全力 気楽にいこうぜ
コメント