そういえば会場まで観戦に行っていたのに感想を書いていなかったので今更ながら那須川天心対与那覇勇気の私なりの感想を書いてゆきます。
キックボクシング界の“神童”那須川天心選手がボクシングへの転向を表明し名門帝拳ジムの選手となり4月8日に東京・有明アリーナで行われたスーパーバンタム級ノンタイトル6回戦で日本バンタム級2位の与那覇勇気選手と戦い3-0の判定勝ち。
格闘技で47戦全勝の戦績を残しボクシングに転向した那須川天心はデビュー戦が日本ランカーということで注目を集めたが終始優勢の完勝だった。
【試合の展開】
試合は初回から那須川選手が積極的に攻めていた。
与那覇選手も果敢に前に出て応戦しようとしたが那須川選手のスピードとテクニックについていけなかった。
2Rには飛び込みながら左フックを放ったがかわされてバランスを崩してしまった与那覇選手にに那須川選手は右フックを合わせダウンを奪う。
これは全くダメージは負っていないがバランスを崩したところにパンチをあてて「転ばせる」といった感じのダウン。
ボクシングではれっきとしたテクニックであるとともにサウスポースタイル対オーソドックススタイルの選手同士の戦いでは起こりやすいダウン。
その後与那覇選手は右目の上をカットしていたがバッティングのような交錯もなかったので那須川選手の左のパンチだろう。
4Rには那須川選手が猛ラッシュを放つシーンもあったがクリーンヒットも少なく倒すまでには至らなかった。
果敢に攻める与那覇選手だったが那須川選手にいなされてはパンチをあてられての展開が続き6Rを戦い抜いたものの判定で0-3の完敗をだった。
【まとめ】
感想としては那須川選手がすごいことは戦前からわかっていたがそれがかすむくらい与那覇選手が下手すぎた。
サウスポーが苦手だってのだろうか?
試合を観ながら何度も
「お前が戦っているのはサウスポーだぞ?」
とつぶやいておりました。
とても日本ランキング2位にはみえなかった。
那須川選手についてはKOできなかったことについてパンチが軽かったとか与那覇選手が打たれ強かったとかさまざま言われていますがぶっちゃけわかりません。
パンチ力問題は私のYouTubeでも取り上げておりますが明確な答えがわからないからです。
好き勝手持論を述べる方々もいらっしゃいますが興味ないですね。
ただ今後KOをする場面も出てくるでしょうしその時に「倒す感覚」というものを身につけてKOが増えてゆくということもあるかもしれませんが私は今回の那須川選手のボクシングスタイルは素晴らしいものだと感じました。
倒すことを目標とするよりも今のスタイルをより洗練させてゆき相手にいっさい打たせないメイウェザー氏のようなボクシングをやっていくのもボクシングの取り組み方のひとつではないかと思います。
そしてやはりキックボクシングやMMAで大きな舞台に立ち続けてきているという経験値は何物にも変えられない武器になっていると思います。
那須川天心選手の今後のボクシングも楽しみです。
常時全力 気楽にいこうぜ
コメント