こんにちは。
フェムテックマイスターの鈴木悟です。
「月経中は休んだほうがいい」
「この時期は調子が上がるから強度を上げよう」
月経周期に合わせた運動の情報を目にする機会が増えました。
身体を理解するきっかけとしては役立ちますが周期だけでその日の運動を決めてしまうのはおすすめできません。
同じ月経期でも普段どおり動ける人がいれば腹痛や頭痛や強いだるさが出る人もいます。
同じ人であっても睡眠やストレスや出血量などによって体調は毎回変わります。
大切なのは一般的な周期の説明を「絶対のルール」にするのではなく自分の症状と運動への反応を一緒に見ることです。
月経周期と運動能力の関係は一律ではない
月経周期ではエストロゲンやプロゲステロンなどのホルモンが変動します。
そのため体温、眠気、食欲、むくみ、気分などに変化を感じることがあります。
一方運動能力への影響については個人差が大きく研究でも「特定の時期なら誰でも必ず能力が上がるまたは下がる」とは言い切れません。
持久系の選手を対象にした研究や筋力トレーニングを調べた研究でも周期の時期による明確な差が認められなかった項目があります。
つまりホルモン変動がないという意味ではありません。
周期は体調を考える一つの手がかりですがそれだけで全員の運動メニューを一律に決められるほど単純ではないということです。
周期の名前よりその日に出ている症状を見る
運動を調整するときは「今日は周期の何日目か」だけでなく次の状態も確認してみましょう。
- 腹痛、腰痛、頭痛、むくみなどの症状
- 出血量とめまい・息切れの有無
- 睡眠時間と起きたときの疲労感
- 運動前の意欲とウォームアップ時の身体の反応
- 普段と同じ負荷に対する「きつさ」の違い
カレンダー上では調子が良いとされる時期でも睡眠不足や強い痛みがあれば無理に追い込む必要はありません。
反対に月経中でも症状が軽く身体が問題なく動くなら「月経中だから」という理由だけで運動を中止する必要もありません。
自分の傾向は数周期分の記録から見えてくる
おすすめは月経日だけでなく症状と運動内容を短く記録することです。
たとえば次の4項目なら続けやすいでしょう。
- 周期の日数と出血の状態
- 痛み、だるさ、気分などを0〜10で記録
- 睡眠時間と疲労感
- 運動内容、負荷、回数、体感的なきつさ
1回だけでは偶然の可能性があります。
数周期分を見比べることで「月経前は眠りが浅くなりやすい」「2日目は負荷を下げると続けやすい」など自分なりの傾向が見つけやすくなります。
調子に合わせて運動をゼロか100かにしない
体調が良い日は予定どおり行って構いません。
少し重さを感じる日はウォームアップを長めにして反応を確認し重量やセット数を減らす方法があります。
強い疲労がある日は散歩や軽いストレッチなどへ切り替えるのも一つの選択です。
調整は「さぼること」ではありません。
継続するためにその日の身体へ運動を合わせる技術です。
ただし日常生活に支障が出るほどの痛み、非常に多い出血、めまい、息切れなどがある場合は運動だけで解決しようとせず婦人科などの医療機関へ相談してください。
まとめ
- 月経周期は体調を知る手がかりの一つ
- 運動への影響には個人差があり周期だけでは決められない
- 症状、睡眠、疲労、運動反応を一緒に記録する
- 自分の傾向に合わせて負荷や内容を調整する
一般的な情報を自分に当てはめるだけではなく自分の身体から得られる情報も大切にしましょう。
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